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「新卒採用」の注目ニュース

『2023年 生成AIの就活実態調査』を実施

[2023.06.22]

キャリアや就職・転職に特化した匿名相談サービス「JobQ」を開発・運営する株式会社ライボ(本社:東京都渋谷区 代表取締役:森宏記 以下「ライボ」)の調査機関『Job総研』は、322人の現役大学生男女を対象に「2023年 生成AIの就活実態調査」を実施しました。同調査はChatGPTやBardをはじめとする生成AIの認知度や興味度、また使用経験や具体的な使用目的、さらに就活での使用意欲やその期待度及び、就職後の仕事での使用意欲や、AIに代替される職業予測と職業選定への影響などを調査しました。


【生成AIと就職活動】
昨今CatGPTやBardをはじめとする生成AIが社会に大きなインパクトを与え、その使用目的や人間とAIの共生などについて議論される場面が多くなりました。働く社会人を対象に実施したJob総研の調査でも、仕事への影響度は大きく、AIによって人間の仕事を奪われる印象が強いといった調査結果も出ています。

時代の転換機とも言えるタイミングでの就活生にとって、生成AIを就活で使用することの是非を含め、就活全体にどのような影響を与えていくのでしょうか。

そこでJob総研では、ChatGPTやBardをはじめとする生成AIの認知度や興味度、また使用経験や具体的な使用目的、さらに就活での使用経験有無やその所管及び、就職後の仕事での使用意欲や、AIに代替される職業予想と職業選定への影響などを調査した「2023年 生成AIの就活実態調査」を実施しました。

 

【TOPICS】

  • 生成AIの「認知度」は全体の92.9%。興味度では91.3%が「興味あり派」を回答
  • 「使用経験あり」が71.2%。使用目的は「試しに使用した程度」が78.4%。「課題の提出」も上位
  • 今後の就活での使用意欲は「使用する派」が41.6%。「AIは就活に役立つ」91.4%
  • 就活での生成AI使用は「エントリーシート」が59.7%で最多。「就職後に仕事使用」は72.7%
  • AIに代替されそうな職種は「希望から外す」61.8%。「事務系」「ライター」「開発系」が上位


<調査結果詳細(抜粋)>
【生成AIの就活での使用意欲】

回答者全体の322人に就活での使用意欲を聞くと、「使用する」15.8%、「多分使用する」25.8%を合算した41.6%が“使用する派”を回答しました。“使用しない派”58.4%の内訳は、「使用しない」が41.0%で、「多分使用しない」が17.4%でした。
また生成AIが就活で役立つと思うかを聞くと、「とても役立つと思う」27.2%、「役立つと思う」33.9%、「どちらかといえば役立つと思う」30.3%を合算した、91.4%が“役立つ派”を回答しました。“役立たない派”8.6%の内訳は、「全く役立つとは思わない」0.4%、「役立つとは思わない」3.9%、「どちらかといえば役立つとは思わない」4.3%でした。


【就活での使用と就職後の使用意欲】
就活で“使用する派”を回答した134人に、具体的に何で使用するかを聞くと、「エントリーシートの作成」が59.7%で最多回答になり、次いで「自己PR文の作成」が50.7%、「情報収集」が46.3%、「業界研究」が43.3%、「面接対策」が26.1%、「その他」が7.5%でした。
また回答者全体の322人に就職後の仕事での使用意欲を聞くと、「とても使用すると思う」15.8%、「使用すると思う」28.9%、「どちらかといえば使用すると思う」28.0%を合算した、72.2%が“使用する派”を回答しました。“使用しない派”は27.8%でした。


【AIが代替する職種と職種選定への影響】
回答者全体の322人にAIに代替されると思う職種を聞くと、「事務系」が60.9%で最多回答になり、次いで「ライター系」が43.2%、「技術職(開発・エンジニア系)」が27.6%、「管理系」が27.6%、「コンサルタント系」20.5%で上位5つの回答結果になりました。これらの“代替されると思う職種”が就活での職種選定にどのように影響するかを聞くと、「希望から外す」14.9%、「多分希望から外す」46.9%を合算した61.8%が“希望から外す派”を回答しました。“希望から外さない派”は38.2%でした。


【調査まとめ】
今回実施した「2023年 生成AIの就活実態調査」では、全体の9割超で生成AIの存在を認知していて、興味を持っている回答結果になりました。また71.2%がすでに使用経験があり、使用目的は「試しに使用した程度」が78.4%で最多でしたが、「学校の課題提出」や「就活」での使用経験も2割程度存在していることがわかりました。

さらに91.4%が生成AIは就活に役立つと回答する一方、「今後就活で使用する」の回答は41.8%に留まりました。しかし今後さらにAIの発展や普及が進むことで、就活での使用率は増加すると推測できます。その裏付けとして、すでに就活で使用した目的では「エントリーシートの作成」や「自己PRの作成」が過半数で上位を占めていることからも見えてきます。前述した「就活に役立つ」事として、この2つは多くの学生の中でイメージしている傾向がみられ、72.7%が「就職後に仕事で使用する」と回答していること、さらに94.0%が生成AIに対して「ポジティブな印象」を持っているといった回答結果からも、今後就活でAIを使用する学生の数は増えると予測できます。

そして現役大学生が予測する、“AIに代替されると思う職種”については、「事務職」「ライター職」「技術職(開発・エンジニア関連)」が上位を占め、これらを就活での「希望職種から外す」と61.8%が回答していることからも、今後の就活での職種選定に大きく影響してくることが予測されます。

職を持つ社会人に対してJob総研で過去に実施した「2023年 AIチャットの意識調査」でも、多くの社会人に影響が出てくることが予測される結果が出たことや、人間の仕事が奪われるといったイメージを強く持っていることなどを含め、今後さらにAIが発展することで、普及も広まりAIとの共存が当たり前の世界になっていくことも考えられます。そうした時代の転換機とも言えるタイミングで就活をする学生にとって、AIを就活で使用することの是非が問われ、採用する企業側でも対応の変化が問われていくことが推測できる調査結果になりました。

 

【調査概要】
調査対象者:全国 / 男女 / 現役大学生
JobQ(ジョブキュー)サービス登録者
調査条件:24卒・25卒・26卒・27卒の大学生
調査期間:2023年5月31日~6月5日
有効回答数:322人
調査方法:インターネット調査

 

◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(​株式会社ライボ / 6月19日発表・同社プレスリリースより転載)

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