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ギャップイヤー
[ギャップイヤー]

GAPYEAR。英国の大学制度の習慣の一つ。入学資格を取得した18歳から25歳の学生に、社会的見聞を広めるため、入学までに1年の猶予(GAP=すき間)期間を与える制度です。学生は外国に出かけたり、長期のアルバイトやボランティア活動に従事したりします。
(2005/11/28掲載)

ギャップイヤーのケーススタディ

入学前の大学生に時間を与えて<br />社会的経験を積ませる英国の習慣

通常、ギャップイヤーの期間は高校が終了する6月から、大学が始まる翌年の10月までの16カ月。学生の多くは、初めの5カ月間はアルバイトで資金をつくり、次の5カ月間はボランティア活動を行い、残りの6カ月間は世界旅行をしたり、会社で就業体験をしたりするなどの期間に充てるといいます。費用は個人負担が原則ですが、親に一部を立て替えてもらい、後で働いて親に返す学生もいるそうです。

法律などで決められた強制的な制度ではなく、あくまで学生、親、大学、そしてそれをバックアップする社会が自発的に築き上げてきた教育制度です。こうした「寄り道」をすることで、学生は問題意識を持つようになり、自分の能力や適性を知ると言います。中央教育審議会生涯教育分科会(2004年)によると、ギャップイヤーを利用した学生は、大学を中退する割合が3〜4%と少なく(平均は20%)、大学での専攻についての目的が明確化するなどの効果があると言われています。

日本では2002年から倉敷芸術科学大学(岡山県)が「GAP制度」という名称で導入しました。大学入学後の半年間を利用して、留学、ボランティア活動、長期仕事体験など、自分の意思により学外での学習活動に取り組み、その成果に応じて単位認定を行うというものです。その後、名古屋商科大学(愛知県)と光陵女子短期大学(同)でも導入されました。

経済産業省の研究会でも、就職のミスマッチや、大卒の3割、高卒の5割が就職後3年以内に離職している現状を踏まえ、その対応策の一つとして、就職内定後に一定の猶予期間を設け、社会経験を積ませる「日本版ギャップイヤー制度」の導入が論議されています。具体化するためには教育機関、企業、行政、社会が一体となって学生をサポートする必要があるのは言うまでもありません。

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