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セカ就
[セカシュウ]

「セカ就」とは、「世界就職」の略で、日本国内でのキャリアにこだわらず、世界全体を労働市場として強く意識して就職活動を行うことをいいます。ビジネスのグローバル化の新展開や国内の雇用環境の閉塞感を背景に、最近では海外経験が特に豊富とはいえない一般の学生や若手ビジネスパーソンの一部にも、世界就職に活路を見出す志向が高まっているといわれ、就職活動の新しい動きとして注目されています。

セカ就のケーススタディ

内定取得者の6割がグローバル人材志望
「いつかは海外」より「いきなり世界」

セカ就」という言葉は、2012年に大手就職情報サイトの「リクナビ」が就職領域におけるトレンド予測のキーワードとして提唱したことから注目を集め、以来、さまざまなメディアで頻繁に取り上げられるようになりました。

海外での就職・転職活動というと、帰国子女やTOEIC高得点者、あるいはMBAを取得するようなエリート人材に限られたチャンスというイメージが根強くあります。海外留学生の減少などを根拠に、最近の若者が “内向き”“安定志向”であるという声が多いことも、そのイメージに拍車をかけていますが、実際、調査でも学生の約7割が国内や出身地など身近な場所で働きたいと答えています。内向き・安定志向は多数派ですが、残りの3割は外に出てチャレンジしたいと考えているのも事実。「セカ就」を予測したリクナビの岡崎仁美編集長は、就職活動中の若い世代に見られる変化として「ビジネスのグローバル化が新たなフェーズを迎えている実態を正面から受け止め、世界で活躍する人材を目指した研さんを始めている」と述べています。

リクルート「就職ジャーナル」が内定を取得した12年卒業予定の大学4年生・大学院2年生に行ったアンケート調査(11年12月)によれば、約6割が「将来グローバルで通用する人材になりたいと思う」と回答。またグローバルで通用する人材になるために、語学の勉強や留学、海外ボランティアなど何らかの行動をとったことがあると答えた学生は半数近くにのぼっています。さらにそうした行動をとった学生の約2割が、実際の就職活動でも「海外勤務ができそうな企業」や「グローバル展開を重視している企業」「語学力が高められそうな企業」を志望したことが明らかになりました。

一部の若い世代が「世界で働く」ことを強く意識するようになった最大の要因は、やはり企業の動向にあると考えられます。ビジネスのグローバル化が、海外移転や現地化を推進する段階から「最初から世界で売ることを意識してモノをつくる」時代へと新たな展開を迎え、それに伴って人材の確保・育成も「世界」を前提として行う企業が増えています。世界市場に打って出るためには、人材を世界から集め、世界でサービスを提供するための教育を施さなければなりません。こうした変化を受けて、若者の側にも「将来が不透明な国内に閉じこもることはむしろリスクであり、もはやグローバル化からは逃れられない」という認識が強まっているのでしょう。内定取得者を対象にした上記の調査で、「グローバルで活躍できる人材になりたい」という回答が多かったのも、そういう認識を持つ学生だからこそ、企業に選ばれ、内定を得たのだととらえることもできます。

先述の岡崎編集長は「これまでの海外勤務志向の学生は、『いつかは海外』とイメージしていたが、現在では『いきなり世界』を考えている」と分析しています(サーチナ 2012年3月2日付)。「セカ就」が当たり前になる時代が来るのもそう遠くないのかもしれません。

企画・編集:『日本の人事部』編集部

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