「採用力」を構成する5つの力(1)全3回
●「採用力」を実用的に再定義
採用力は経営力である。そう信じて投資をつづけてきた代表は、リクルートでしょう。
「1000人の新卒採用に86億円の予算を投下。
一人あたりの採用予算は860万円」というのは、江副さん時代のリクルートの有名な逸話。
この話に代表されるように、リクルートは採用にすべての情熱を注ぎ、
優秀な人材を獲得しつづけ、経営者が変わっても時代が変化しても、成長を続けています。
かの松下幸之助氏も、
「事業は人にあり。どんな経営も適切な人を得て、はじめて発展していくものである」
との言葉を残しました。
経営における最重要能力の一つが採用力である。
この実感をもたれている経営者の方は、多いことと思います。
そして、人事が経営サイドから受ける採用力強化の期待値も、高くなっていると感じます。
そもそも「採用力」とは何なのでしょうか?
これまでは「企業力×労働条件・処遇×採用活動」や、
「採用活動力×企業価値」など掛け算型の方程式で表現されてきました。
この考え方が間違っているとは思いませんし、しっくりきます。
しかしもっと実用性の高い定義ができないか?
行きついた結論が、「5つの力のスパイラル」です。
1、「出会う力」・・・ターゲット人材と出会う力
2、「つかむ力」・・・ターゲットの心をつかむ力
3、「口説く力」・・・採りたい人材を口説く力
4、「高める力」・・・社員の愛着を高める力
5、「広める力」・・・魅力的な認知を広める力
次回は、「5つの力のスパイラル」の考え方について詳しくお伝えしていきます。
ジャンプ株式会社 代表取締役 | |
企業の採用を人事部から全社主導へ切替える「採用戦略」の概念を日本で初めて体系化。 「働きたくなる会社を日本中に」をミッションに、採用力の強化に特化した事業を展開。企業の強みを「独自価値の発見、発揮、強化」の視点から再定義し、「戦略的な採用活動」を行える人事担当者を増やし、より多くの企業の採用力向上に貢献いたします。 |
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