いずれ新卒採用自由化が実現したら何が起きるのか?(1)全2回
9月は、新卒採用マーケットがぐるんぐるん振り回された1ヶ月でした。
そう、経団連中西会長の発言をきっかけに、
一気に社会の注目度が高まった「新卒採用自由化」の議論です。
10月に入り、これまで経団連主導だったものを政府・大学が主導して、
ルールの策定に動いていく方向となり、
「新卒採用自由化」は、いったん幻と消えた状況です。
ただし、これまでの経団連主導のルールが有形無実となっているように、
政府・大学主導のルールも企業間競争原理のなかで、
「タテマエの世界」が維持される可能性は高いでしょう。
中期的に見れば、「新卒採用自由化」の方向にマーケットは向かっていくと想定しています。
新卒採用マーケットには、二つのサイドがあります。
「採用サイド(企業、採用支援ベンダー)」と「就職サイド(学生、大学)」です。
では、マーケットの変化を主導するのはどちらか。
言わずもがな、「採用サイド(企業、採用支援ベンダー)」です。
採用サイドがどんなタイミングでサービスをローンチしたり、活動を開始するのか。
どんなトピックスをマーケットに放り込むのか。
それらによって、「就職サイド(学生、大学)」が動きます。
採用力強化の専門会社であるジャンプは、特に「採用サイド」の変化予測が得意です。
幻に終わった「新卒採用自由化」ですが、もしも実現していたらどうなっていたのか。
その想像をしておくことは、中期的な価値があると思います。
次回、そのポイントを6つの観点で考察します。
ジャンプ株式会社 代表取締役 | |
企業の採用を人事部から全社主導へ切替える「採用戦略」の概念を日本で初めて体系化。 「働きたくなる会社を日本中に」をミッションに、採用力の強化に特化した事業を展開。企業の強みを「独自価値の発見、発揮、強化」の視点から再定義し、「戦略的な採用活動」を行える人事担当者を増やし、より多くの企業の採用力向上に貢献いたします。 |
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