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専門家コラム

「優秀な人材」がいない理由。

2018-10-10 テーマ: 今、研修が危ない!

こんにちは。研修コーディネーターの飯島です。

よく、「うちの会社には優秀な人材がいなくて・・・」という

人事担当者からの声を耳にします。

では、なぜ優秀な人材がいないのでしょうか。

この問題は次の5つに細分化することができます。

 

1) 優秀な人材とはどのような人材なのかを把握していない(定義の問題)

2) 優秀な人材が来るような募集を行なっていない(募集の問題)

3) 優秀な人材を採用できていない(採用の問題)

4) 優秀な人材を育てていない(育成の問題)

5) 優秀な人材を流出させている(評価の問題)

 

・定義の問題:そもそもその企業にとっての「優秀な人材」が定義されておらず、

それが適正な採用・育成・評価に結びついていないという根幹の問題です。

この問題を抱えている企業は数多く、中長期目標の設定や現時点での人材構成の

把握を行うことが求められます。

 

・募集の問題:定義に沿った募集をおこなっていないため、本当にその組織に必要な

人材が集まらないという問題です。様々な企業の募集要項を見ていますが、その企業に

求めている人材像が見えないケースが少なくありません。ターゲットを明確にし、どの

ようにすればそのターゲットに募集していることを知ってもらえるのか、魅力を感じて

もらえるのか、相手視点の募集を行うことが求められます。

 

・採用の問題:せっかく募集があっても、その採用が適切にできていないために、実は

優秀な人材を取り逃がしている問題です。人の評価は簡単ではありません。ましてや

採用面接にかける時間が少なすぎるケースが非常に多く、それで人材を評価するのは

至難の業です。採用の基準を明確にし、判定者の教育を行い、しっかりと時間をかけて

面接などを行うことが求められます。

 

・育成の問題:優秀な人材を採用することができても、その人材を適切な部署に配属していない、

もしくは育てていないために、せっかくの能力を埋もらせてしまっているという問題です。

税理士だから財務部門に、運動部だったから営業に、と安易に配属を考えていたり、しっかりと

研修や現場のOJTで育つ仕組みを作らなければ、どんなに良い人材でも成長しません。

(どんなに良い食材でも、料理人の腕によって良くも悪くもなるのと一緒です)

配置の基準や育成計画の明確化、適正な研修の設計、育成のしくみづくりなどが求めれます。

 

・評価の問題:自分の仕事が評価されない場合、多くの人は力を出そうとはしません。

それは、頑張っても無駄だからです。場合によっては、適正な評価を求めて転職します。

また、頑張っている人の足を引っ張ろうとする傾向も見られます。また、残業する人

が頑張っている人、早く帰る人は頑張っていない人、というお門違いな評価をする人も

います。これでは、優秀な人材ほど仕事が増え、モチベーションは下がってしまいます。

これを防ぐには、評価の基準を明確にし、適正な評価者の訓練を行うことが求められます。

 

以上で全てとは言えませんが、まずは上記の内容がクリアになっているかどうか

確認しなければ、いつまでも「優秀な人材」は集まらないのでは、と思います。

(本内容は私が人材育成学会に提出した論文より抜粋しています)

一般社団法人日本研修コーディネーター協会 代表理事
「研修設計のノウハウを広めています」 効果的な研修や人材育成を設計・実施するための勉強会(ワークショップ)を東京を中心に開催しています。
今までに設計した研修は2000件以上。その満足度は90%以上いただいております。 真剣に人材育成に取り組んでいる企業・自治体や担当者様のパートナーとして 全力で支援し、人材育成で組織を元気にしたいと考えています。

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